2013年12月6日星期五

驚異の世界記録“58”!遼、歴史的大逆転V!




2010年05月02日19時25分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア優勝 石川 遼 -13
2 藤田 寛之 -8
P・シーハン -8
4 K・バーンズ -7
5 岩田 寛 -6
W・ウェンチョン -6
上井 邦浩 -6
8 平塚 哲二 -5
今野 康晴 -5
丸山 茂樹 -5


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6打差逆転V!(撮影:岩本芳弘)








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中日クラウンズ 最終日>◇2日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(6,545ヤード・パー70)

 国内男子ツアー「中日クラウンズ」の最終日。6打差18位タイからスタートした石川遼が、歴史的な大逆転優勝を飾った。いつもの勝負服に身を包んで登場した石川は1番、2番と連続バーディを奪うと、ここまで苦しんでいた4番でもバーディを奪う最高のスタート。5番でもバーディを奪って迎えた6番では、セカンドでグリーンを外すもアプローチを直接放り込みチップインバーディ。「あのチップインで何かが変わりました」ここで3日間苦しんだ18歳のスイッチが入った。

【関連リンク】大逆転優勝を「石川遼1打速報」で振り返る

 中盤立て続けに8番から11番まで4連続バーディを奪取。難関の14番ではグリーン外から約10メートルをパターで放り込み2つ目のチップイン、さらに15番パー5、16番では1オン狙いのティショットがバンカーにつかまったものの、そこからきっちり寄せてバーディ。最終18番のバーディチャンスは逃したが、たった1日で圧巻の12バーディを奪取。驚異の“58”を叩きだし、2位に5ストロークの大差がつけて優勝をもぎ取った。

 この“58”は世界6大ツアー(米、欧、豪、アジア、南アフリカ、日本)を見渡しても最小ストロークの新記録。米ツアーではデビッド・デュバル(米国)、日本ツアーでは倉本昌弘が“59”ストロークを記録していたがこれを18歳7か月にして更新。昨年の世界最年少賞金王に続く大偉業を達成した。

 15,904人のギャラリーがクギ付けとなる異次元のゴルフ。バーディはチップインの6番、14番以外はすべて2メートル以内のチャンスを決めたもの。「いつもより5ヤードくらいは伸びていた」というドライバーで攻め、短いクラブでピンを狙う。石川の鉄板ともいえる攻めがこの日は面白いようにはまった。しかし、ヒートアップするギャラリーを横目にプレーをする石川はいたって平常心だった。「特別なショットもホールもない。ただ18ホールの1つだという気持ちでプレーしていました」何個バーディを獲っても、次のホールのティショットを打つ時にはすでに冷静な自分でいる。この理想的な精神状態が石川を新たな領域へ導いた。

 「クラブの振り幅、ボールの当たる場所、グリーンの傾斜、ラインすべてが良い方にいっていた。今日はついてると思ったし、パーでも良いという気持ちはなくバーディを獲ろうという気持ちになれた」ただ思うままにクラブを振ればボールは思い通りの軌道を描く。「夢の中でプレーしたようだった」“ゾーン”に入った石川は、プレッシャーなど微塵も感じさせずただゴルフを楽しんでいた。

 「初優勝したマンシングの時はこんな気持ちだった。スコアを落とすことなんか考えず、盛り上がってプレーしていた」当時と技術の違いはあれど、15歳の頃から本質は変わらない。「これくらい極端にアグレッシブに攻めるっていう気持ちが合ってるんですかね」やはり賞金王には攻めのゴルフが良く似合う。「今年は昨年以上に充実した1年になる確信がある。成長を自分の力で証明したい」今後何十年も語り継がれる、51回中日クラウンズ最終日がその始まりとなる。

【最終結果】
優勝:石川遼(-13)
2位T:藤田寛之(-8)
2位T:ポール・シーハン(-8)
4位:カート・バーンズ(-7)
5位T:岩田寛(-6)
5位T:リャン・ウェンチョン(-6)
5位T:上井邦浩(-6)
8位T:平塚哲二(-5)
8位T:今野康晴(-5)
8位T:丸山茂樹(-5)

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